【警備員】三年間の引きこもりを経て、 「警備員として頑張る」と決意したワケとはー?

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空白の三年間

佐藤隊員は、山形県からやってきました。
それまでは色んな職を転々としつつも
優秀な成績をおさめて仕事していました。

ですが、プライベートの問題、仕事での悩み…。
色んなことが重なって精神的にもキツイ状態が続き、ある日、仕事を辞めます。

そして、実家で三年間の引きこもり生活に———。

最初の一年は声を出すこともできず、スーパーへ買い物にいくことも怖かった。
その内、家族間の関係性も悪化…。

そんな状態が、なんと「三年間」続きました。

転機となった出会い

動きのない日々を積み重ねていく中でも、佐藤さんがやっていたことがあります。
それはYouTube鑑賞。
多くの人がやっているように、佐藤さんも同じくYouTubeをよく見ていました。

そんなとき、セキュリティスタッフのYouTubeと出会います。
「これならできるかもしれない。寮もあるし、入社してみようか…」と思ったそう。

プライベートでは、少しずつ家族とも話せるようになってきました。
得意だった家事もこなすようになった佐藤隊員。

ここで、思い切って両親に就職の意志を話します。
「名古屋で働くことに決めたから。」
もう就職は決まったことにして、両親に就職の意志を告げました。

佐藤さんの三年間は、ここから動き出します。

『家から出ることは、怖くなかったですか?』と聞くと
「正直怖かったです。遠隔で面接もしたんですけど、やっぱり断ろうかと思ってました」
でも、ここで逃げなかった。
三年間貯めつづけた勇気を、ここで振り絞ります。
「ここで辞めたらもう二度と働くことができないと思ったんです。勢いのまま、いっちゃおう!って思いました」

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リスタートのとき。そして…

佐藤さんの入社をご家族は最初は反対していました。

ですが、佐藤さんの覚悟の強さに気づくと、
最後は「頑張って来いよ」と背中を押し、なんと山形→名古屋まで車で送ってくれました。

無事、セキュリティスタッフに入社された佐藤さん。
その時の彼の眼には、不安そうにしつつも勇気ある一歩を踏み出した、力強さも宿っていました。

2023年。
佐藤隊員は、入社5ヶ月で「交通誘導二級」という国家資格も取得。
現在は週二回社内で開催している資格勉強会の講師も務めています。

佐藤隊員の「ほんのちょっといい明日」は、続いていきます。